とってもネガティブな子ども観・家庭観

ネットサーフィン中にたまたま「金沢市健康教育推進プラン」というものをみつけた。
このプランのこの辺とかこの辺がなんだかすごい。今の子どもや家庭がいかにダメダメかということが書かれているんだけれど、それを裏付けるようなデータとの提示が一切ない。もしかしたらweb版にはなくても冊子版の方にはデータが示してあるのかもしれないし、策定委員会による審議の中では様々なデータが出されたのかもしれないけれども(とはいえ「(親が)子どもへの接し方が無関心または過保護の両極端である」「(親が)成績を重視し、体力づくりには関心を示さない」とか「(子どもが)自己中心的である」とか,そんなデータあるのか?という気がしたり、「成績を重視し」というのと昨今やたらいわれている「学力低下」とは矛盾する気がしたり)。もしくは委員のみなさんの経験則で十分、ということなのかもしれない。でも自分たちを見つめる(一部の)大人達の目がこんなにネガティブであると子ども達が知ったら、やっぱりイヤじゃないかなぁ。
自分が関わっている(きた)自治体の審議会なんかでも、「今の子ども達は」「若いお母さんは」という話になりがちだ。でもそういうことを言う人は、「今の子ども達」や「若いお母さん」からはけっこう遠い位置にいる人だったりする。
住んでる地域は全然違うけれど、休日に公園にいけばたくさんの子ども達がサルのように(褒めてます)遊んでいるのを目にする。なんかもっと今の子ども達のいい面に目を向けて議論ができないかなあと思うのであります。