藤野真紀子の講演について

先日のエントリで紹介した講演&パネルディスカッションに関し、id:kmizusawaさんがエントリを書いてくださった。なんだか私がモヤモヤッと感じていたことをはっきりと言葉にしていただいたようで、すっきり。
私も藤野氏のエッセイもレシピ本も読んだことはないんだけど(公式サイトのレシピは見たが、材料そろえるだけで大変そうなので実際につくってはいない)、料理研究家である彼女がただ食育基本法の内容とかそれがつくられた思惑みたいなのをただなぞるような講演をしているのはどうかと思う。いや、もしかしたらそもそも彼女自身の考えとぴったり合ってるのかもしれないけど、id:kmizusawaさんが指摘されているように、「料理の楽しさとか食べる楽しさとか」があの講演からは伝わってこないよなあと。例えば平野レミのキャラは好き嫌いが別れるかもしれないけど、私があの人をけっこう好きなのは「料理の楽しさとか食べる楽しさとか」がガンガンに伝わってくるからだろうと思う(あと簡単でおいしい料理を紹介しているのもよい)。こういっては何だが、「食」というのは議員としての藤野氏が主体的に彼女自身の考えを語れる唯一といっていいほどの分野じゃないかと思っているのだけれど。小泉チルドレンとしてはしょうがないのだろうか。