「結婚しない」=「あきらめる」?

マクロミル、20・30代の未婚女性を対象にした「結婚観に関する意識調査」結果を発表
より詳しいデータ(といっても概要版ですが)はここから。
この調査で得られた知見として、

■シングル女性 結婚を焦るのは30才、あきらめるのは40才がピーク
■未婚女性の4人に1人が「子供は欲しいと思わない」
■結婚相手に求める条件「経済力」よりも「家事・育児の協力」「仕事への理解」

というのが挙げられています。んで、気になるのが一番上の項目。
正確な質問文は分からないのだけれど、「いくつから結婚を焦る、またあきらめる気持ちが芽生える(芽生えた)のかを尋ねたところ」とのこと。結婚というのは「できない」ことを「焦る」あるいは「あきらめる」ものらしい。「しない」ことを「焦る」「あきらめる」とはいわないもんね。でも実際にはpdf版の方をみると26%の回答者が「結婚しなくてもよい」「したくない」と回答している。また上の質問でも20%が「あてはまる年齢はない」と回答している。それなのに見出しとして出てくるのは「シングル女性 結婚を焦るのは30才、あきらめるのは40才がピーク」だ。「結婚しないこと」=ネガティブなことという偏見バリバリで調査してませんか?
それに20代前半の未婚女性と30代前半の未婚女性では結婚についての考え方もずいぶん違うと思う。それを一緒くたにして「未婚女性の結婚に対する気持ちは〜」と語る意味が分からん。というか、そもそも調査の意図が分からん。