飲酒運転

<福岡3幼児死亡>飲酒検知前に多量の水飲ます 大学生逮捕

容疑者は事故の約10分後に、現場近くに住んでいる中山容疑者に携帯電話で「酒を飲んで事故を起こした。水をたくさん持ってきて」と依頼。数分後に中山容疑者は2リットルのペットボトル数本を持っていったという。

うーむ、これはもう悪質としか言いようがないなあ。直前に飲んでた店の話とかだと「いつもはタクシーで来る」と言っていたみたいだけど、こんなことがあると(しかも友だちの対応の早さからも)「常習なんじゃ?」と思ってしまう。たまたまどこかでそんな話を聞いていて、思い出して頼んだのかもしれないし、今回はドライブ目的で走っていたということなので本当に普段はタクシーで飲みにいってたのかもしれないけど。しかし事故の10分後といえば、おそらく被害者はまだ海の中だよね…。酔っぱらった加害者が救助活動に関わって役に立つとも思えないのでそれは期待しないが、事故の直後、とはいえなにが起きたかを把握するだけの時間はあるだろう状況で、自分のことしか考えてなかったというのは本当にやりきれない。


ところでこんなニュースも。
泥酔運転? 業過容疑で逮捕 「飲酒は追突後」主張 福岡県警八幡西署

軽トラックを運転中、信号待ちで止まっていた介護士男性(30)=同県京都郡=の乗用車に追突。この男性と同乗者に軽傷を負わせた疑い。
村上容疑者は事故直後に近くのコンビニでカップ入り焼酎(220ミリリットル)を購入。「事故を起こして腹が立ったので飲んだ」と話し、焼酎は半分ほどなくなっていたという。

飲酒運転による事故が厳罰化されてから、こういう対応しようとする人が増えているという話を聞いた(あと、一旦逃げて酔いがさめてから出頭、とか)。しかしたとえ上の容疑者の話が本当だとしても、自分が追突して相手がケガしてるのに「事故を起こして腹が立ったので飲んだ」ってのはやっぱりおかしかろう。そもそも「事故直後にコンビニ走って酒買ってあおってる」姿を想像すると結構シュールなんですけれど…。
とはいえ「事故後の飲酒は厳罰化」とかしても意味ないだろうし(ひき逃げと危険運転致死傷罪のバランスを考えるということはあってもいいかもしれないけれど)。どんなに厳罰化しても抜け道を考える人は出てくるし、厳罰化だけでは犯罪は減らせないんだよなあ。