「生物の同性愛」をテーマにした展示

鳥やハチにも同性愛の可能性=ノルウェーの博物館asahi.com 2006年10月13日)
Gay Animal Exhibit Argues Homosexuality Is Natural(GayWired.com 10.13.06)

オスロ 12日 ロイター] ノルウェーオスロ自然史博物館では12日から、世界で初めて「生物の同性愛」をテーマにした展示が行われる。

 同博物館は「Against Nature」と題した展示会で、キリンやペンギン、オウム、クジラやカブトムシなど、数多くの動物や昆虫にみられる同性愛的行動を例に挙げ、人間の同性愛も不自然ではないと結論付けている。

 同展示会のプロジェクトリーダーはロイターに対し「同性愛的行動が確認された動物は1500種以上あり、そのうち500種の同性愛が立証されている」と語った。

 同博物館によると、この展示会は一部のキリスト教徒らから非難を受けているという。

で、一部のキリスト教徒からの非難とは、“If homosexuality were truly strong in the animal kingdom, there would be no animals left, since they would be unable and unwilling to reproduce.”(同性愛が一定の割合で生じるというのはその種すべてが同性愛であるということではないし、そもそも愛情と生殖は一致する必要はないし、同じ記事では例えばボノボには両性愛的行動が見られるとあるし)ということだったり、“The trouble with museum exhibits like this one is that they try to sell children on the idea that homosexual sex is not an aberration?a claim that can lead to justification of same sex marriage,” (そもそも結婚って社会的な制度じゃんと思ったり)ということだったり、partly funded by the Norwegian government?should "burn in hell"(火あぶりて)ということだったりするらしい(追記:いやもちろん「聖書にもとづけば」ということなんだろうけどさ)。
ところで朝日の記事では「そのうち500種の同性愛が立証されている」なのに、なぜ見出しは「鳥やハチにも同性愛の可能性」なんだろうか。まあ同性「愛」が立証されているかどうかは微妙なのかもしれないけれど。そう考えるとhomosexualityを同性「愛」と訳すのもどうなんだろうかという気になったり。いや、見出しがこうなってるのはたぶん別の次元の問題だと思うけれども。