史朗ちゃんはなんでもお見通し

先日のエントリのコメント欄で成城トランスカレッジ!のchikiさんにこんなのもあるよ、とオススメされたのだけれどとても手に負えそうにないので、その代わりにchikiさんとこの同じ日のエントリで紹介されていた「「立ち上がれ!日本」ネットワーク:高橋史朗明星大学教授・講演要旨」にちょっとだけツッコミ。年の瀬に非生産的なエントリが続きますがご容赦を(これまでに生産的なエントリなんてあったのか?という質問は無しでプリーズ)。

最近の子供による凶悪事件の問題は「心の闇」ではなく、それは「脳の問題」である。子供の脳に異変「脳内汚染」が生じているという現実を熟知する必要がある。

自分をコントロール出来ない。その結果、自立できないニートがこの国には増えている。その原因は家庭教育に問題があり、そこに焦点があたっていないことが、この国の問題であると思っている。

なぜ、自立出来ない若者が増えているかの責任は、若者にあるのではなく、大人に責任があり、大人たちの関わり方の欠落が原因である。

最近の中学生の約6割に反抗期がない。なぜ反抗期がなくなったかというと、篤く語る父親がいなくなったからである。

厚生労働省の調査によると、約8割の母親が子育てをイライラする、負担に思うと答えている。私の調査では昭和56年の時点ではイライラすると答えたのは1割程度だった。その後増えた背景は、男女雇用機会均等法が原因であると考えられる。

どんな問題もひとっ飛びで原因確定。いやっほう。
仮説の検証? 実証研究? 何ですか?それは。
ちなみに各地方自治体が行う調査によれば、「男女雇用機会均等法」の認知度はだいたい8割前後、法律の内容まで知っているという人は4割前後ぐらいである(「雇用機会均等法 用語 周知度(認知度)」あたりでググってみてね)。それなのに8割の母親をイライラさせる均等法恐るべし! サブリミナル! サブリミナル!
まーでも母親のイライラの原因は「ドラクエ」発売のせいだとおもうよ、私は。うん、絶対。え?仮説の検(ry

今、日教組の先生が一番苦しんでいるのは生徒指導である。子供が学校に適用出来ないというよりも、教師が子供に適用できないことが深刻になっている。

これは史朗ちゃんのせいではないと思うが、「適応」ですよね? 先日の櫻井さんの講演録についても思ったが、「教育再生」などを訴えるサイトの日本語が結構怪しい気がするのは気のせいかしらん。上の方の引用でも「篤く」語っちゃってるしな(こっちは単なる変換ミスだろうけど)。