フジテレビ「とくダネ!」で

3週間ほどの話なのですっかりタイミングを外してしまったんですが、一応。
番組の中で300日規定の法務省救済通達運用が開始されたことを報じられ、300日規定の変更賛成派と反対派の意見が紹介されていた。賛成派は誰だったか、自民党の若手議員。確か「この福祉を最優先に考えるべき」というようなことを言っていた。そして反対派は西川京子。「法律には個人だけではなく国や秩序を守るという役割がある。私は両親が離婚しないでいる方が子どもにとって絶対に幸せだと思っているので、離婚しやすい方向に制度を変えようというのは問題だ」などというのを「はふーん」と聞いていたのだが、VTRが終わってスタジオに切り替わった瞬間、小倉智昭が「それは違うだろ」とツッコミ。さらに室井卯月ともう一人の男性コメンテーターからも「今の反対派の人の意見はおかしい」と。フジテレビなのに(?)総ツッコミでした。
だいたい300日規定の問題の渦中にいる子どもの両親は母親と現夫であって、「両親か離婚しないでいることが〜」って話はズレまくっているわけなのだが彼女は自分が何の話をしているのか分かっているのだろうか?


300日規定の文脈から離れてみたとしても、「形さえ整えていれば家族の内実はどうでもいい」と言っているようなもので、こういう方々が「家族の絆」だとか「規範意識」だとかを声高に語る「美しい国」。