学習指導要領案についてのパブコメ

kuronekoさんのブログで学習指導要領案に関するパブリックコメント実施について紹介されていることを、碧猫さんからお知らせいただいた(なんだか「ヤギさんゆうびん」みたいだ)。

締切は3月16日だそうです。
このところなかなか時間がないのだけれど、ヤギさん、じゃなかった八木さんが理事長を務める日本教育再生機構が応募を呼びかけているらしく、数の力で変な方向に進んでもらっても困るのでなんとか少しでも書いて送りたいと思います。
↓こんな風に産経が小躍りして記事を書く事態にはなってほしくないものです。

幼稚園で男女の性器の絵を使うなど過激な性教育が問題化したことを受け、文部科学省が教員向けの性教育指針を大幅に刷新し、「発展的に取り扱えるようにする」との文言を削除することが分かった。文科省では「極端な性教育を容認する根拠として誤解されるおそれがあった」とし、学習指導要領改定以降、新年度に指導書を事例集に改訂し、歯止めをかける考えだ。

過激な性教育が問題化したことを受け

自分たちが騒ぎ立てたのですから、「過激な性教育『を』問題化した」と書きましょう。

学習指導要領では小学4年で「初経、精通」といった第2次性徴を教えるとしているが、性行為の具体的方法などは定めていない。

一瞬「そりゃ学習指導要領で性行為の具体的な方法は定めないだろ」と思ってしまいました。「性行為の具体的方法について教えるとは定めていない」、せめて「性行為の具体的方法については定めていない」としましょう。

「小1で犬の性交を描いたイラストで性交を授業」

犬の場合は「交尾」とした方がよいのではないでしょうか。犬は家族ではないのですし(棒読み)。さらに「性交を授業」の意味が分かりません。アンケートへの回答をそのまま載せているのかもしれませんが、新聞なのですしもう少し分かりやすくしようという配慮があるべきでは。しなくていい深読みはするくせにな。


あ、パブコメに「最低限、産経記者より上の国語力を身につけることを盛り込むべき」と書いて送ろうかな。それではあまりに目標が低すぎるかしら。