日の丸のイメージを悪くしたのは

gegengaさんのお子さんの言葉を見てふと思い出した。
小学校の低学年か中学年の頃、公民館のホールで開かれた詩吟だかなんだかの発表会に母に連れて行かれたときのこと。来賓挨拶をした市議?のおじさんがなぜかまったく関係ない日の丸の話をし出して、「最近は祝日に日の丸を掲げない家庭が多くてけしからん*1。私のうちでは毎日日の丸を掲げている」みたい話をした時に、「何だこのオッさん、ウヨクか」と思った記憶がある。
なんで小学生が「日の丸=ウヨク」なんてイメージを持っていたかというと、反日サヨク教師に日々日本軍の悪行について教え込まれたから・・・ではまったくない。というか、小学校から高校まで含め、日の丸だの君が代について何かしらの話をされたりした覚えもない。じゃあなぜかといえば、長崎の中心部に出かけた時などに、街宣車を目にする機会がしばしばあったからだ。そしてその街宣車が「ウヨク」というものであるらしいことは親の話から知ったのだと思う。そして、日の丸を描いた黒塗りの車で、大音量で軍歌を流しながらさらに大声でがなり立てる「ウヨク」なるものは、田舎の小学生の目にも迷惑で、かっこ悪くいものであった。
だから当時私が考えていた「ウヨク」とは街宣右翼のことだったわけだけれども、とにもかくにも私の中の日の丸イメージを悪くしたものがあるとすれば、それは街宣右翼のみなさんと、偉そうな口調で場と無関係な説教をたれる愛国おじさんだったことは間違いない。

*1:若い方はもしかしたらご存じないかもしれませんが、以前は祝日には家の玄関先に日の丸を掲げたものだったのですよ