呆れました

産経抄が酷いです。いや、いつものことであはあるけれど。でも酷い。

▼評判の悪かったサンマータイムは、日本の独立回復を機に打ち切りとなったが、地球温暖化対策として復活の機運が高まっている。涼しい朝に働き、日の高いうちに家に帰れば、冷房のための電力が節約でき、夕方は家族一緒にレジャーも楽しめるというのだが…。

と、サマータイムの話なのですが。

▼早起きは三文の徳なのは小欄とてわかっている。しかし、朝早くから満員電車に揺られて会社でこき使われ、夕方になれば家族サービスでまた汗をかかされては、お父さんたちはたまったものではない。

家族をないがしろにしろということでしょうか。つーか、この人の頭の中では会社で仕事してるのはお父さんだけなのかしらね。
それはおいといて、サマータイムになって明るいうちに帰れるんであればまだいいと思うんだ。サマータイムになったところで就業時間が延びるだけじゃないか、ってことが懸念されてると思うんだが。

▼効果があやふやなサマータイムよりやるべきことはいくらでもある。太陽光発電やガソリン使用量を劇的に減らす次世代自動車の普及を急ぐのがスジだし、子供たちには資源を無駄遣いさせない教育が必要だ。何より無駄な仕事しかしていない役所や国会議員をリストラするのがCO2削減の近道ではあるまいか。

皮肉のつもりなんですよね。ええ。皮肉のつもりなんでしょう。
でも、役所や国会議員のリストラがCO2削減の近道だなんて書かれると、「CO2削減なんてどうでもいいんだよ」という風にしか読めないです。