答えられないわけ

昨日のエントリで「プラトニックラブをどう思う? A.美しい B.不自然だ」に答えられん、ということを書いたのですが。
よくよく考えてみると、これって「A=好きならセックスしたくなるはずなのに、それを堪えて精神的に愛そうとするのは美しい」「B=好きならセックスしたくなるはずなのに、セックスしないなんて不自然だ」てな感じで、根の部分(「好きならセックスしたくなるはず」)は一緒なんですよね。そうすると、愛情と性が必ずしも一致する必要はない、と考えている自分のような人間の場合、答えられないのは当然なんですな。
この占い、というか、「プラトニック・ラブ」という概念自体が、ロマンティック・ラブ・イデオロギーのもとでしか成り立たないんだなあ、と今更ながら感じた次第。そして、多くの「少女マンガ」も同様なんでしょうね。そういえば、以前友人に借りて読んだ2つのマンガが、作者もジャンルも設定もまったく違うのに、恋人とのセックスにどうしても踏み切れなかったヒロインが紆余曲折を経て恋人とのセックス(=真実の愛、ということらしい)に至る、という点でまったく一緒なのに驚いたことがありましたわ。