義家ヤンキー政務官

ネットをフラフラとしていて見つけた。
義家弘介研究会さんで引用されていた記事。6年前の記事なのですが。

 今のいじめの実態をみますと、これまでには考えられなかったようなケースが頻出しているんですね。たとえば、男子が女子を殴ったり、トイレで男子のズボンを脱がせて女子に見せたり、といったいじめが実際に起きている。

石原 男が女を殴る?そんなことまで起きているんですか。それは全く論外だね。

義家 男子による女子のいじめが起きる背景のひとつには、近年進められたジェンダーフリー教育が考えられますね。たとえば、いま、小学校の名簿は男女混合名簿が主流です。男女を一緒に扱うべきだ、という議論の中で、小学校低学年では更衣室まで男女一緒というとんでもない教育まで行われている。ジェンダーフリー論者に言わせれば、「女を殴るのは男として恥ずべきことだ」というごくごく当たり前の規律さえ、男女差別につながるから教えてはならない、というわけでしょうか。

「ぼくのかんがえたさいきょうのじぇんだあふりいきょういく」的な何か。
「小学校低学年では更衣室まで男女一緒」もへったくれも、高校までだって更衣室なんて十分に整備されてない中で学校も児童・生徒もそれぞれに工夫してるんだってばよ。この人本当に学校の先生やってたの?

石原 それは浅薄きわまりない言い分で反論にも値しないが、肉体的な優位性を持った者が弱者を一方的に殴ってはならない、というのは、世界のどこでも共通する超えてはいけない最低限の規律ですよ。日本だけじゃないかな、若い人の間でこんな病的な現象が起こり得るのは。

義家 もし私が子供のころ、女の子を殴ったりしたら、父親にボコボコに殴られたでしょうね。弱い者を集団でいじめるということ自体、恥ずかしいことなのですが、今の子供たちにはそうした意識は希薄です。

「肉体的な優位性を持った者が弱者を一方的に殴ってはならない、というのは、世界のどこでも共通する超えてはいけない最低限の規律」という発言の直後に「父親にボコボコに殴られ」るというのを肯定的に語るというなんともシュールな芸風。

文脈を見る限りでは小学生の話であろうと推測されるわけだが、小学生なら男女の体格差より成人との体格差の方が一般的に考えれば遥かに大きいよなあ。

ていうか、男が女を殴るとか、私の周辺では別に珍しくもなかったけどね。まあ九州の片田舎の出来事かもしれませんが、この人(私とほぼ同世代)のwikipediaにも「姉・弟を殴る蹴る、義母を階段から突き落とし、実父を殴り病院送りにした」とあるようですが。その後世界中の誰よりもっとボコボコに殴られたりしたんでしょうか。

結局この人たちの脳内では、「俺様の暴力はよい暴力」なんでしょうな。
児童虐待体罰、DVの加害者がしばしば「しつけのつもりだった」というのと何が違うんでしょうね。