「わたしたちの道徳」再び

実在しない江戸しぐさが記載された道徳の教科書のPDFが波紋を広げる

文部科学省の道徳副読本「わたしたちの道徳」高学年用に「江戸しぐさ」が載っていることが最近また話題になっていたので、「他にも頭を抱えたくなるようなことがいっぱいありますよ!」ということで、改めて紹介しておきますね。

ちなみにうちの子の小学校(というかたぶん福岡市の小学校)では、12月の人権週間に合わせて人権授業の参観があって、その後の懇談会でも担任の先生から保護者に人権に関連する話をすることになっている。んで、先生が話の後で「なにか人権や道徳の授業について質問ないですか」と言われたので、せっかくだから「新しい道徳の副読本を読んでみたところ、ちょっと問題かなと思うようなところもあったのですが、今後学校ではこれをメインで使っていくととかそういう方針みたいなのはあるんですか?」と質問してみた(今回の授業では使ってない)。
先生からの回答はまあ、「教材選びは難しいですよね〜」という感じで使うとも使わないとも特に決まってない感じだったけど、とりあえず内容に問題を感じているということを控えめにでも伝えておくのが目的だったのでいいのだ。

しかし、福岡では大学の職員研修に江戸しぐさが進出しているようで。

「そのうち大学等で江戸しぐさが教えられる日が来たりしてな!」と思ったりしたけど、検索してみたらもしかしてすでにある?

・・・いま世の中に蔓延しているカタカナ言葉は、時々上っ面の理解に終わってしまい実践につながらないことがあります。温故知新、(江戸しぐさ)を学び(平成しぐさ)を一緒に考えて行きましょう。・・・キャリア開発科目の中のビジネスマナーの時間で。

発表は、ゼミで学んでいる「江戸しぐさを広めるために何に取り組み、どのように成長したか」がテーマ。

あと、大学の授業じゃないけど、大学が一般市民向けに実施してる公開講座はたくさんヒットしたよ!