内閣府男女共同参画局サイトあれこれ

内閣府男女共同参画局のサイトについて。
今年第4次計画の策定が行われるので、計画策定専門調査会の議事録を時々読みに行くのだが、3月の会議の議事録がなかなかアップされないなーと思っていたら、ようやく最近になってアップされた模様。と思ったら立て続けに6月の会議の議事録もアップされていたようだ。
でも、トップページの「新着情報」には記載されないのね。議事録のアップについては以前から掲載されていないようなのだが、こういう情報こそトップページで知らせて欲しい気もするんだけどな。ちなみに議事録を見ると、高橋史郎がリプロの項目について「胎児の生命権」や「家族の絆の大切さ」とのバランスを取れだのとしきりに言っていて、鹿嶋敬に「高橋委員はリプロを敵視し過ぎませんか」とまで言われる始末。主観ではあるが、議事録を読む感じでは他の委員から「めんどくさっ」な雰囲気を感じるし、高橋史郎の意見がそのまま反映されるとは思えないものの、はたしてどんな計画案が出てくるか。

それと、トップページ右側にあった「輝く女性応援会議オフィシャルブログ(旧タイトル「SHINE!」)」のバナーがいつの間にか消えていた。最後まで(つってもブログ自体はまだ生きているが。1ヶ月近く更新はされていない模様)意味の分からない企画であった。

あと、男女共同参画局Facebookに7/6付けで「UN Women(ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関)は、女性のエンパワーメントを応援するためのイニシアティブ「IMPACT10×10×10」に参加する10人の首脳の一人に安倍総理大臣が選ばれたと発表しました」との内容が掲載されているのだが、女性のエンパワーメントを「応援」と、この他人事感が漂う表現はなんだ。また、「このキャンペーンは女性活躍を戦略的に推進する世界の10政府、10企業、10大学の長が選ばれるものです」と記載されているが、「女性活躍」なんて表現使ってる?
「IMPACT10×10×10 HeForShe」のサイトで使用されている表現は「gender equality」(ジェンダー平等)である。また、HeForSheのサイトの"The HeForShe Commitment"には、 「And I commit to taking action against gender discrimination and violence in order to build a more just and equal world.」(「私はより公正で平等な世界をつくるためにジェンダーに基づく差別と暴力に対抗する行動を起こすことを誓う」)と記載されていいるのだが、現政権の辞書に「差別」とか「平等」とか「公正」とかいう言葉はあるのかね。ていうか、「IMPACT 10X10X10」のHEAD OF STATE IMPACT CHAMPIONSのそれぞれの声明を見ると、安倍ちゃんのが異彩を放ちすぎて恥ずかしい感じだよ!