若者のマナー、でなく…
講演を聴いた人によると、中央教育審議会で繰り返し「電車で座っている若者」が話題に上っているのは「マナーが悪い」ではなく、そういう現象に端的に表れるたとえば「目の前にいる他者への圧倒的無関心さ」とでも言う部分を何とかしなくてはいけない、ということのようです。
とのことでした。id:sava95さんが再エントリを書かれるかもということですが、とりあえず「中央教育審議会 電車」でググってみました。
中央教育審議会生涯学習分科会総会(第2回)議事要旨
あるテレビが、総武線の電車の中の通路に女子高校生と男子高校生が車座になって座って、モクモクとたばこを吸いながら騒いでいる、そこを直撃取材している。「君たち、これは悪いことだと思わない?」と取材者が問うと、「そうは思わない。関係ない」と。「関係ない」と言われたときに、大人が何と言ったらいいかわからない。そういうところに社会が追い詰められている。そういう社会、青年の空気を改めて、立て直していくために、奉仕活動や体験活動も人間の心の底からわいてくる、お互いの人間に対する思いやりをどのようにしていくのかという問題で、改めて問うべき課題だと思う。
議事録にすべての発言が載るわけではないので他にもいろいろあるのでしょうが、id:sava95さんのお知り合いが聞いた話に近そうなのはこのあたりでしょうか。
でも、若者でも大人でも、マナー違反をする人というのは多かれ少なかれ他人のことは「関係ない」と思ってそうですけどね。まあ大人の場合は注意されて「関係ない」とはあまりいわないかもしれないけれど、注意されて逆ギレしてるのはよくみかけるし、そもそも大人に対して注意をすること自体が若者に比して少ないのかもしれないし。確かに「関係ない」といわれてしまうと、あとの話が続かないということはあるけれど、注意された相手を見下して怒鳴りつけるような人とだって話が通じるかというと、なあ…。
ついでに他に「電車」が話題になってたケース。
第1期中央教育審議会総会(第8回)議事録
終わりに近いあたりで、電車の中での化粧について。というか、規範意識とか「場」の認識について。やや愚痴モードになってたり、思い込みが先行している感じも。
中央教育審議会スポーツ・青少年分科会(第17回)議事要旨
子どもの体力向上のために、公共の乗り物の中で子どもを立たせるよう呼びかけてはどうか、との意見。ちなみに福岡にはバスが多いのですが、バスは揺れるし通路が狭いので席が空いてるのに立たれるとジャマだし危険です。