警察官の飲酒運転処分 急増 ?
飲酒運転の警察官・職員懲戒26人 昨年上回る
気になったのは、上の記事というよりは、昨日のNHKニュースと今朝の朝日新聞の見出し(福岡版?)。
いずれも「急増」という言葉を使っていた。でも比較されていたのは昨年の数値のみ。これを「急増」といっていいものか。
仮に件数が増加しているとしても、飲酒運転に対する見方は近年厳しくなってきているし(8月の事件後に厳しくなったのはもちろん、99年の事故やその後の法改正で注目されるようになってきていただろうし)、この件数は「懲戒」処分を受けた件数だ。だから、処分の基準が厳しくなっただけかもしれないし、もしかしたらこれまでは少々の飲酒なら見逃されてきた、という可能性だってあるのでは。上の記事で警察庁長官のコメントとして「意識改革が必要だ」とあるけれど、ひょっとしたら意識改革がなされてきた結果がこれかもよ、と思ったり。
もちろん飲酒運転は絶対にいけないし、本来こういう処分を受ける警官が一人でも出ることは問題なのかもしれないけれど、この件数の変化をもって意識やモラルがどうの、とはいえないよね。