MOTHERのMをとったらOTHER他人です

市の幼稚園連盟が年5回ぐらいの母親学級を開いているそうである。うちの幼稚園の役員をしているお母さんたちはそれに参加しないといけないらしく、さらに毎回資料+自分たちの感想をプリントにして配布するので大変だなあと思っていたのだが・・・。
今回もらった資料を見ていると、「基本的生活習慣の確立」という項目のところにまるまるドーギタソ本からと思われる話が載っていて、ますます大変だなあと感じた次第。「母性は本能である」とか書いてるし。でもって「青い鳥コンプレックス、働けコンプレックス」って書いてあるけど、これは「働けイデオロギー」の間違いだろうな、話者はちゃんと読んでるのかな、と余計な心配をしてしまうのであった。
で、どうも「『育てる(SODATERU)』のSをとると『おだてる(ODATERU)』になる、育てるコツはおだてること」みたいな話があったようで「なんじゃこりゃー」と思ったのだけど、検索してみたところこの話はコーチングの世界でよく使われている模様。実は以前もらった母親学級の資料にも「『甘やかす』には『まやかす』がある、『甘えさせる』には『えさせる』がある」とか書かれていて、私の場合はこういったダジャレで教訓を説くタイプの話を聞くと途端に気持ちが萎え萎えになってしまうのだけれども、上の検索結果ではけっこう「その通り」「納得した」みたいな反応が多いのでビックリ。ヤンキー先生の「朝は十月十日」なんてのもあったが、語源的にはまったく関連がないものを勝手にリンクさせるのが個人的にはもうダメなんだけど、こういうなんとなく分かりやすい話は一般的には受けがいいのだろうか。水伝を受け入れるメンタリティなんかにも通じるものがあるのかな、とか思ったり。