ついついネタに走ってしまう私

Doxさんのところ碧猫さんのところで紹介されていた産経の記事。


性差を超えたエンタメ人気 社会モラル崩壊の象徴?

性差を超えたエンターテインメントが世界的なブームだ。日本では中性的な男性タレントが大挙して出演するテレビ番組や、女性歌手のヒット曲を男性歌手がカバーした企画盤が人気を獲得。米ハリウッドでは男優が太った中年女性、女優が男性ロック歌手を演じ話題だが、「テレビ文化がけじめなき社会を作り上げた証明」と批判する専門家もいる。

余談なんだけど、(これは産経でなくても時々使われる表現なのだが)「性差を超える」って言い方に違和感が。「性別を超える」なら分かるんだけど。
それはともかく、記事の内容よりも

一方、メディアの変遷などに詳しい東海大学文学部広報メディア学科の時野谷浩(ときのや・ひろし)教授は「テレビの登場以前は社会のモラルが明確だった。男は男らしく、女は女らしかった。そのけじめを壊したのがテレビ文化。社会秩序を破壊している」と批判的に見ている。

という時野谷氏に興味がわいてしまった。名前は何度か見かけた気がするんだけれども著作等を読んだことが無いので、本当にこういうことを言っちゃう人なのかしらん、と思い検索。こちらが求めてたような内容のものは見つからなかったんだけど、あるインタビューを読んでいたらこんな遊びがしたくなった。


COIN AGE 「自動販売機がもつメディア性」

「僕の友人が奥さんと喧嘩をした時に、奥さんが生けた玄関の花がめちゃくちゃだったらしいんです。これもメディアですよね。そこで表現している。彼はこれに気がついて、いつもよりも高いケーキを買って帰ったら、生け花が変わったらしい。我々個人もメディアなんです。外見が6割以上を左右する。人間もイメージだから、これは変えることができる。女の子だって、服装を見れば分かりますし、言葉の音調でも分かるんですね。で、生け花のようにモノもメディアですから、自動販売機もメディアなんです。

「僕の友人が奥さんと喧嘩をした時に、奥さんが生けた玄関の花がめちゃくちゃだったらしいんです。これもデビューボですよね。そこで表現している。彼はこれに気がついて、いつもよりも高いケーキを買って帰ったら、生け花が変わったらしい。我々個人もデビューボなんです。外見が6割以上を左右する。人間もイメージだから、これは変えることができる。女の子だって、服装を見れば分かりますし、言葉の音調でも分かるんですね。で、生け花のようにモノもデビューボですから、自動販売機もデビューボなんです。

「僕の友人が奥さんと喧嘩をした時に、奥さんが生けた玄関の花がめちゃくちゃだったらしいんです。これもサンケイですよね。そこで表現している。彼はこれに気がついて、いつもよりも高いケーキを買って帰ったら、生け花が変わったらしい。我々個人もサンケイなんです。外見が6割以上を左右する。人間もイメージだから、これは変えることができる。女の子だって、服装を見れば分かりますし、言葉の音調でも分かるんですね。で、生け花のようにモノもサンケイですから、自動販売機もサンケイなんです。

よし、これで論文一本書けそうな気がしてきたぞ(嘘)。