シングルパパの店

今日、たまたまクーポンアプリをみていて、こんなお店があることを知った。

「ご挨拶」より。

当店は、某大手SNSで知り合った3人のシングルパパ(父子家庭)で運営しております。

それぞれが離婚を経験し、父親が男手一つで子どもを育てながら生活していく上でぶつかる壁、常に『仕事』と『家庭』との問題に直面していくと言った共通の苦労を持ち、
母子家庭のように自治体からの援助や補助も一切無いという状況の中、育児や家事の為に、ある程度決まった時間でしか働く事が出来ないという状況や、子どもの急病などで当日仕事を休む事が難しい状況があるという理由から、就職を目指してもこのような状況に理解を示し受け入れてくれる企業が無いという現実。
このような状況を自分たちで何とか打破しなければならない。
それならば!と思い一念発起して、この度『博多いしまつ』のオープンを迎える事となりました。
まずは、この博多いしまつでモデルを作り、後々には同じような状況に陥っている全国の父子家庭の方々をご支援できる企業体を目指しております。

子育てとの両立を目指してシングルパパ3人で運営するお店って面白いなーと思って検索してみたんですが、実際にはやはりいろいろと大変なご様子。

週末以外21時閉店、立地的にも仕事帰りの人がワンサカという感じの場所ではないし、なかなか厳しいのでしょうね。父子家庭にもようやく児童扶養手当が出るようになったとはいえ、母子家庭、父子家庭の平均収入を考えたら、まだまだ生活が苦しい家庭の方が多いのでしょう(それなのに「牛肉なんて贅沢!」な人たちもいましたけど・・・)。
基本、子ども連れで「居酒屋」と名のつく店には行かないようにしている我が家(別に子どもと一緒でも普通に酒は飲むので、本当に「とりあえずの一線」程度のものなんだけど)ですが、このお店にはむしろ子連れで行ってみたいかも。売り上げに貢献できるほど気前のいい飲み食いはできない我々ではありますが・・・。


しかし、こういうお店が一つのモデルケースになればいいなーと思う反面、やはり起業のリスクが大きいことを考えると、ひとり親家庭でも会社勤めができる、というか、会社勤めでも思う存分子育てできる世の中にならなきゃいけないよなあ、と思うんですがね・・・。
少なくともこういう話を「美談」にしちゃいけないと思うわ。