人間だもの

記事読まずにタイトルだけで叩きます。週刊現代2月12日号のタイトル「イヌだってネコだって、自分の子は自分で育てます  もうやめようよ、子ども手当」。


読んでないので詳しいことは分からないが、ちょっと検索してみたところ数名の論者による記事らしい。なので、論者の誰かなのか、記者なのか、誰による表現かは分からないが、「イヌだってネコだって、自分の子は自分で育てます」って、それがどうした?

この表現を使った人は、産まれてこのかた社会的なサービスや給付を受けずに育ってきたのだろうか。あるいはその人自身が子を持つ親だった場合、そのようなものを一切受けずに子育てをしてきたのだろうか。んなわきゃーない。
子ども手当を受給したら、イコール自分で子どもを育ててないことになるのか。んなわきゃーない。だいたいこれまでだって児童手当ってもんがあったわけだけど、それはどうなのさ。

別に子どもを手当を批判するなってわけじゃない。財源の問題とか優先順位とか、そもそもの制度の是非とか、議論はあって当然。だけどどうして人間社会の話にイヌやネコを持ち込む? なんの意味があるの?


だいたいイヌやネコだって、人に飼われていれば、多かれ少なかれ人の手が入るはず。なのでここで言ってるのは「野良」のことなんだろう。だったら、この表現を用いた人が、病気になっても病院に行きません、体が弱っても介護は受けませんってところをまず見せてほしいわ。