出生動向:完結出生児数が2.09人に急落 厚労省調査

これら夫婦の少子化要因について、同研究所は「86年の男女雇用機会均等法の施行などの影響があるのではないか」と、女性の社会進出との関係を指摘している。

なんだかいろいろな問題について枕詞のように「女性の社会進出の影響が」とつくのが鬱陶しいのです。少年犯罪への影響だとかは以前からありますが、最近では米の消費量への影響とかもあったな。実際関係があるのかもしれないとしても(少年犯罪の方は単純に数値をみれば「そんなもんあるかい」なのですが)、こういう指摘が「最近の女性はわがままになった」「手抜きになった」みたいな言説に取り込まれがちなのがイヤなのですわ。
ていうか、朝日の記事によれば「出産後も働き続けた妻は25.3%と15年前の25.0%からほとんど増えていなかった」とのことなので、均等法の影響なんてあるの?という感じなのですが(晩婚化が進んで結果出生児数が減った、ということならともかく。国立社会保障・人口問題研究所のサイトで概要版をみたけど、これには均等法の影響云々というのは書かれてないですね)。