医師会も疑惑把握 わいせつ容疑の産婦人科医師 「適切診療」を指導

このクリニック、福岡ではかなり有名だったみたいで、よく広告も見かけたし、地元ローカル局性教育に関する特集なんかでもしばしばコメントしてたようだ(一つは実際にみた、というかビデオもってる)。一方で、ずいぶん前から疑惑はあったみたいだし、実際福岡の産婦人科についての掲示板をみると、「自分も変な診療を受けたけど、そういうものかと思って我慢してた」といった書き込みもボロボロ出てきてる(もちろんそのすべてが事実とは限らないし、今回の事件もまだ容疑の段階だけど)。
「セクハラ」「DV」という言葉が浸透することによって、それまで「コミュニケーション」「愛情表現」などとみなされてたことを「暴力」や「人権侵害」として認識できるようになってきた。でも、やはり医療という場、知識や情報量に圧倒的に差がある関係性においては、訴えることはもちろん意識化することさえ難しいんだなあと実感。
ところで、医師会でも疑惑を把握してたのにほとんど対応がとられていなかったっていうのは怖いなあ。もちろん証拠がなければ仕方ないんだろうけど、ほぼ毎日診療してる=被害がドンドン拡大していく可能性があったわけで、もうちょっと踏み込んだ対応ができなかったかとも思う。