どうぶつはけっこんしますか?

ついでに例の「家族・地域の絆再生」政務官会議PT中間とりまとめでありますが。
「結婚して子どもを産み育てることが当たり前と皆が自然に考える社会」「結婚や出産を自然な生き方と考える次世代を養成する」と、「結婚と出産」がセットで「当たり前」「自然」とされているわけですが、生殖能力のある男性と女性がセックスすれば妊娠しちゃう可能性はつねにあるわけで、結婚なんかしなくてもできるときゃできるということを、もしかしてPTのみなさん(まあ、「結婚と出産」をセットで語るのは、自民党ではデフォになっている感じですが)はご存じないのでしょうか。そもそも結婚自体が社会的な「制度」なわけで。
それから「健全」発言について、「子どもを多く持ちたいというのは生物として健全」みたいな擁護意見を見かけたりしますが、それならば生殖の相手を(表面上は)限定する「結婚」は「生物としては不健全」ですね。子孫を残すことだけが目的ならば、相手を決めずにより高い生殖能力を持つ個体と数多く性交した方がいいわけで、「生物としての健全さ」を前提として少子化対策を行うのであれば、結婚なんてしなくていいからガンガンセックスして産んでくれ、というのでなければ辻褄が合いませんな。