カエル!ジャパンだそうです

yamtomさんのブログでちょっと話題にでていた「カエルジャパン」。ちょうど同じ日に内閣府のサイトでそのポスター?チラシ?画像を見てものすごい脱力感に襲われていたところでした。


で、そこに書いている取り組みの例。

たとえば…
朝、To doリストを作ってみる   →仕事の優先順位が見える!
会議はみんなで1時間と決めてみる  →議題を進めるためムダ話が減る!
明日の分の1時間を今日やってみる  →明日に余裕が生まれる!

…だそうで。
「各企業・働く人たち・国・地方公共団体が協力して」とある割に、具体例は「働く人たち」限定のような気が。働き方を変えるためにはまず業務の配分とか人員の配置の見直しが必要だと思うんだけど、ワーク・ライフ・バランスってのは労働者一人ひとりの仕事の量はそのままに、各労働者の努力によって効率アップをを図ることによってのみ達成しようとするものなんだろうか。
まずは無駄を省いてそれでも労働時間が短縮されない場合は業務や人員の見直しを、ってことなのかもしれないけど、一部で労働時間の短縮が達成できて一部ではできていないということが起きると、達成できてない方の努力が足りないとかやればできるはずとかいわれそうな気がしたり。
あと、上の具体例ってホワイトカラー偏重じゃないかという気もする。工場の生産ラインで働く人や接客が中心となる人には、明日の1時間を今日やるというのは難しそう(できるものもあるだろうけど、全体の業務からするとごく一部になりそう)だし、To doリストを作ってもその通りに進まないことの方が多そうだし。
あと、そもそも労働時間云々以前に、ライフを維持できるだけのワークに就けない人はどうするんだとか。いや、その辺りのことは内閣府のサイトを見るとちゃんと入っているようではあるんだけど、カエルジャパンキャンペーンからはスッポリ抜け落ちてしまっているような気がします。