中川秀直のトゥデイズアイ(キラーン!)

(世論調査)大連立を望みはじめた兆候がある


内閣支持率に関する世論調査結果が出るたびチェックする癖がついてしまいました。

同じく、内閣支持率が急落しているのだから、それに逆比例して小沢総理待望論が民意の動きとなるべきなのが、そうはなっていないことも、それを裏付けている。「次に挙げる与野党の政治家のうち、今の日本の首相に一番ふさわしいのは」で、麻生総理の8・8%を上回って、小沢氏は11・4%であったが、現役引退をしている小泉元総理の11・5%に次ぐ2位、に甘んじている。

いやいやいやいや、他所の党首の心配の前に、現首相が「ふさわしい」と考えてる人が1割もいないということを心配した方がよろしいのでは? 

理由は、同調査の「次期衆院選後に期待するのはどんな政権か」の回答にある。自民・民主両党が参加する大連立政権が3・9ポイント増の42・4%、民主党を中心とする政権が2・7ポイント減の29・4%、自民党を中心とする政権が2・7ポイント減の21・4%、わからないが1・5ポイント増の6・8%。
民意の動きとしてのベクトルは、政権交代ではなく、大連立に向かいはじめた兆候があるからである。大連立42・4%に自民党中心の21・4%を加算した63・8%が、政権交代にNOだからである。

つまり、大連立42.4%に民主党中心の29.4%を加算した71.8%が現在の政権にNOということですね。



ところでこの世論調査に関してこんな記事も見つけました。


【政治部デスクの斜め書き】世論調査で浮上した「危険な世代」とは…(MSN産経ニュース)

麻生首相を「信頼できず」「魅力的でもない」と断じ、小沢代表を「信頼できて、魅力的」とみていて、「自民党中心の政治を嫌がり、民主党政権を志向する」方向性を強めている、40代、50代男性は「危険な世代」なのだそうですよ。産経さんてば正直ねえ。