東京は砂漠だぜ

都知事に続き、Twitterでのつぶやきが話題になっている副知事の猪瀬直樹
しかしTwitter以外でもやってますぜ。

僕は自分の娘に空手を習わせたよ。娘が自分で自分の身を守れるようにね。あなただって、お父さんお母さんが守ってくれるのは20歳まで。成人したら、親が守ることはできないから。自分の身を守るための手段を、きちんと考えなくちゃいけない。
会社の誰かにわかってもらおうとか、自分の身を誰かが守ってくれるというような発想は、捨てること。「会社を辞めずに回避したい」と言うのだから、転職は考えていないのだろうけど、今いる会社で解決できなかった問題は、違う会社に行ってもまた同じ目に遭うからね。きちっとここで、自分自身の力で解決する必要がある。
まずは合気道でも空手でもいいから、武道を習ってみればいい。そうすると毅然とした態度になってくる。毅然とした女性には、下手にセクハラしようなんて上司は近づいてこなくなるよ。「私、空手二段です」なんて、さりげなく言ってごらんなさい。誰もあなたに手出しはできないはず。凛とするためには、根拠が必要なんだ。(以下略)



意訳「仕事してりゃあパワハラ、セクハラはあって当たり前。被害に遭うのは自己責任」


先月の斎藤美奈子氏の講演の中で紹介されてたんですが、「(ババア発言の)あの都知事にしてこの副知事ありって感じですね(呆)」とバッサリやられてました。


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あなたの言う問題をひとつずつ見てみましょう。まず、同じ会社の人たちが「40〜50歳になっても働きっぱなし」と言うけれど、その人たちは楽だからそこにいるんですよ。悪い面ばかり見ているようだけど、朝から晩まで大手運送会社で働いていることを許された人たちなんだ。
会社にいられず、それこそ40〜50歳で独立したらどうなるか、考えてごらん。もっと大変だよ。お得意先に頭を下げて回って、景気の波に大きく左右される。それこそ休みなしで働き通しでも、会社の給料分稼げる保証なんてないんだよ。よっぽどつらいと思いませんか?
それから「休日もない状態」というのは、仕事人なら当たり前のことです。定時にきちんと終わって休みもきちんとある企業があるなんて思っているのなら、甘いよ。僕だって若いころからずっと働き詰めだし、休みなんてない。肉体的に休んでいるようでも、頭の中では、ずっと次の段取りを考えたり、道を歩いていても仕事のことを考えている。プロってそういうものでしょう。(以下略)

意訳「独り立ちする能力のないヤツは、会社においてもらえるだけでもありがたいと思え」